Cases 導入事例
新田ゼラチン株式会社
SPC Mailエスティー
新田ゼラチン株式会社 システムソリューション部 部長 鈴木 邦之氏(写真左)、同部 柳下 卓也氏(写真右)
創業100周年を迎えるゼラチン市場のリーディングカンパニー「新田ゼラチン株式会社(以下、新田ゼラチン)」では、G Suite環境でグローバルスタンダードのメールセキュリティに対応するため、SPC Mailエスティーを導入。その経緯と成果について、新田ゼラチン システムソリューション部 部長 鈴木 邦之氏(写真左)、同部 柳下 卓也氏(写真右)に詳しく伺いました。(取材日:2018年3月 / 取材当時における機能や価格などの情報を記載しています。)
G Suiteのメールセキュリティを強化するためにSPC Mailエスティーを導入
-SPC Mailエスティーの利用状況について教えてください。
当社ではG Suiteを導入しています。そのメールセキュリティを強化するために、SPC Mailエスティーの「TLS対応オプション」「送信ファイルの暗号化(メール誤送信防止含む)」「アーカイブ」の機能を利用しています。契約数は340アカウントとなります。
-各機能の利用目的などについて教えてください。
【TLS対応オプション】
現在、欧米などを中心にスタンダードとなってきているのですが、メールの盗み見や情報漏えいを防止するため、相手先にメールを送信する経路をセキュリティプロトコル「TLS(Transport Layer Security)」で暗号化するために導入しました。
【送信ファイルの暗号化】
社外にメールで送信するファイルに対して、暗号化と復号パスワード送信を自動化することで、作業の効率化をはかりました。メール送信時のチェックや取り消しができるメール誤送信防止機能を利用し、メールを送信する際に、利用者が宛先毎に暗号化するかどうかを選択できるようにしています。
【アーカイブ】
問題が発生した際に、メールのやり取りを調査・確認できるようアーカイブを利用しています。メールを調査・確認できることは社内に通知しており、不正行為などの抑止効果も含めた内部統制の一環として導入しています。
欧米と同等のメールセキュリティ環境を実現するためTLSを導入
-SPC Mailエスティーを導入した経緯を教えてください。
一言で言えば、「メールセキュリティの強化」ということになるのですが、機能ごとに導入の背景や経緯が異なります。
まず「TLSオプション」に関しては、海外企業とのやり取りが増える中で、欧米と同等のメールセキュリティ環境を実現するため、送信メールの相手先にとどくまでの経路をTLSで暗号化することの検討に入りました。そしてこのことは役員からの了解をいただきました。
現時点では取引条件とまではなりませんが、メールに限らず取引先からセキュリティ体制についての問い合わせが入ることもあり、グローバルスタンダードのメールセキュリティに対応することを求められました。
TLSによる経路暗号化に関して、色々と調査したのですが、G Suiteに対応できるサービスが見つかりませんでした。そのようなとき、新たにソースポッドから「TLSオプション」がリリースされたという情報をリコージャパン株式会社(以下、リコージャパン)から教えてもらい、早々に導入を検討することにしました。
一方、「送信ファイルの暗号化」に関しては以前から導入検討を進めていて、一度、別のサービスを導入したこともありました。しかしながら、そのサービスは送信するすべてのファイルを暗号化してしまうため、一部の取引先にファイルを受信してもらえなかったり、不評だったことから、すぐに暗号化機能を除外したという経緯がありました。
その後、相手先やメールごとに暗号化するかどうかを選択できるサービスを探していたところ、SPC Mailエスティーのメール誤送信防止機能が求めていた機能に近いということがわかり、「TLSオプション」と合わせて導入することにしました。
「アーカイブ」に関しては、導入に関する優先順位はあまり高くなかったのですが、「TLSオプション」や「送信ファイルの暗号化」と同時に、手間をかけずに導入できるのであればということで採用を決めました。
必要な機能を一つのサービスとして利用できる点と豊富な導入実績を評価
-SPC Mailエスティーの採用を決めた理由を教えてください。
「TLSオプション」による経路暗号化を利用でき、さらにG Suiteに対応しているクラウドサービスというと、正直なところ他に選択肢はありませんでした。数名でトライアルを行い、機能や使い勝手を確認した上でSPC Mailエスティーの導入を決めました。
導入を決めた主なポイントは次の通りです。
【理由1】必要な機能を一つのサービスとして利用可能
TLSへの対応に関しては他に選択肢がなく会社としての方針でもあったので、「TLSオプション」だけでもSPC Mailエスティーを採用していた可能性は高いと思います。加えて、導入を検討してした「送信ファイルの暗号化」や「アーカイブ」など必要な機能を選び、一つのサービスとして利用できるのはとても大きなメリットでした。他社の場合、必要のない機能まで導入せざるを得ないためコスト面での負担が大きくなり、メール経路が複雑化してしまうことによるリスクもありました。
【理由2】豊富な導入実績と高い信頼性
SPC Mailエスティーのサービスが停止してしまうと、すべてのメールが送信できなくなってしまう可能性があります。そのため、サービスの信頼性・安定性は重要なポイントでした。この点に関しては、リコージャパンという信頼できる販売店の紹介であること。大企業における導入実績が豊富であること。サービスを開始してから継続して安定稼働していること。メールセキュリティに特化したベンダーがサービスを提供・運用していることなどから、安心して利用できると判断しました。
ソースポッドへの期待
-導入時に苦労したことなどはありましたでしょうか。
導入に関する設定も容易で、リコージャパンと協力しながら検討時にも手厚くサポートしてもらえたので、苦労したというようなことはほとんどありませんでした。
あえて言うとすれば、高機能であることより、管理コンソールでは詳細かつ専門的なポリシー設定に対応している反面、最初は迷うこともありましたが、結果的には、ソースポッドからアドバイスをもらいながらスムーズに導入できました。今後はより当社に適した設定を検討していきたいと考えています。
-ソースポッドへの評価や期待があればお聞かせください。
導入検討時、東京から大阪まで都度、足を運んで対応してもらい、導入後のテクニカルサポートも充実しているので非常に満足しています。引き続きサービスの安定運用を期待しています。
-本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
法人概要
法人名 | 新田ゼラチン株式会社 |
所在地 | 大阪府大阪市浪速区桜川4丁目4番26号 |
ご利用数 | 340アカウント |
同サービスの導入事例
-
ソシオネクスト
SPC Mailエスティー
クライアント型とクラウド型ソリューションの併用で、誤送信防止と脱PPAPを両立
-
東急株式会社
SPC Mailエスティー
東急グループで共同利用するITシェアードサービスにおいて、Office 365と合わせてSPC Mailエスティーによる誤送信対策を提供しています。
-
株式会社イセトー
SPC Mailエスティー
Verseと親和性が高く、セキュリティ強化と生産性向上を実現できるSPC Mailエスティーを採用しました。
-
大阪ガス株式会社
SPC Mailエスティー
グループ内の異なるメールシステムの共通機能として、SPC Mailエスティーを導入
関連サービス
-
SPC Mail エスティー
詳しく見る