Cases 導入事例
株式会社アイレップ
SPC Mailエスティー
テクノロジー統括本部 情報システムグループ 嵯峨野 祐司氏
インターネット広告代理店「株式会社アイレップ(以下、アイレップ)」では、メール誤送信対策の一環として「SPC Mailエスティー」を導入。業務の効率化とセキュリティ対策の両立を実現しています。導入の経緯と成果について、同社 テクノロジー統括本部 情報システムグループ 嵯峨野 祐司氏(写真)に詳しく伺いました。(取材日:2015年9月 / 取材当時における機能や価格などの情報を記載しています。)
SPC Mailの活用概況
-SPC Mailエスティーの利用状況について教えてください。
SPC Mailエスティーは、メール誤送信対策の一環として2015年3月から利用を開始しました。 現在、「パスワード暗号化機能」と「メール一時保留機能」を導入しており、保留時間は3分に設定しています。アカウント数は620になります。
-利用しているメールシステムとメールクライアントについて教えてください。
メールシステムは、2010年からGoogle Apps for Work(以下、Google Apps)を利用しています。メールクライアントはBecky! Internet Mailを利用しています。
-GmailのWebインタフェースは利用していないのでしょうか。
当社の場合、業務でGoogleアナリティクスなどのサービスを利用します。GmailのWebインタフェースを使うと、自分のアカウントとお客様のアカウントを誤って使用してしまう可能性もありますので、一部の例外を除き使用禁止にしています。
SPC Mail導入の経緯
-誤送信対策に関するサービスを選定したときの要件を教えてください。
メールインフラとの組み合わせにもよりますが、「クラウドサービス」であることは要件の1つでした。インフラはクラウドなのに、誤送信対策サービスをオンプレミスで運用するとなれば、メリットが半減してしまうからです。 それに加え、「導入・運用に際して、システム運用担当者に負荷がかからないこと」、「エンドユーザーに負担がかからないこと」、そして「コストパフォーマンス」を要件にサービスを選定しました。
-SPC Mailエスティーを導入するに至った経緯を教えてください。
当社では、月に10万通以上のメールを送信しており、そのうち一割近くのメールにファイルが添付されています。添付するデータは、お客様のWebサイトに関するアクセス分析や広告掲載に関する各種報告書、入稿用のバナーデータなど、機密性の高いものばかりです。そのため、SPC Mailエスティーを導入する以前からファイルをメールで送信する際は、誤送信対策としてファイルを暗号化して添付するというルールを設けて対応してきました。
しかし、近年、社員が増え、今後を見据えると徹底が難しくなる可能性も見込んで、現在、全般的にセキュリティ対策の見直しと強化に取り組んでいます。その一環としてメールの誤送信対策の自動化にも取り組むこととなりました。今回は、メールインフラの契約更新のタイミングでもあったので、いくつかのサポートベンダーにインフラと誤送信対策をセットで提案してもらうことにしました。その方が会社に対する説明の手間も省くことができ、予算も確保しやすく、手間をかけずに済むからです。
SPC Mailエスティーを採用した理由
-SPC Mailエスティーを採用した理由を教えてください。
他のサービスでは、必要ではない機能が搭載されていてオーバースペックだったり、導入や運用に手間がかかり、それなりの投資が必要なものもありました。その点、SPC Mailエスティーは必要な機能をピンポイントで安価に利用でき、Google Appsの設定やメールクライアントの使い勝手にも影響しないので、導入に際してトラブルや混乱が発生するリスクは少ないと考えました。
また、システムの稼働率が高く、信頼できる販売代理店が提案してくれたこともあり、安心して利用できると判断しました。
導入後の効果
-SPC Mailエスティーの導入効果について教えてください。
まだ導入後、数か月しか経過していないので本格的な分析はこれからですが、エンドユーザーからは、「ファイルの送信が楽になった」、「送信保留機能でミスを未然に防げるので安心」という声も聞かれ、業務の効率化とセキュリティレベルの向上を両立するということに関して、一定の成果を上げることができたと捉えています。
また、レポート画面で暗号化したメールの数や、送信遅延の機能を使って送信を止めた件数などの利用状況を確認できるのも便利だと思います。メールアドレスの一覧データを用意すれば、ユーザー登録情報も簡単に更新できるので、運用に関してもほとんど手間はかかりません。
-SPC Mailエスティーを導入する際に苦労したことはありましたか。
全社展開する前に約2か月間、テクノロジー統括本部内の一部のユーザーで利用検証する期間を設けました。その間に、さまざまな種類や大きさのファイルを送ったりしましたので、全社展開時にトラブルや混乱はありませんでした。
ただし、一部のお客様が暗号化されたファイルをタブレットで上手く開けないとか、バナーデータを入稿する際、暗号化されていると入稿データ受付システムが受け取れないといったことはあり、暗号化しないメールアドレスやドメインを設定する必要はありました。
今後の期待
-ソースポッドへの今後の期待をお聞かせください。
ソースポッドはサポートが充実していて、丁寧に対応してくれます。また、導入検討の段階からサポートベンダーと協力して対応してもらえたのでとても助かりました。SPC Mailエスティーが止まってしまうとメールが送信できなくなってしまいますので、これまでと同様、止まらないサービスを継続してもらうことに期待しています。
-本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
法人概要
法人名 | 株式会社アイレップ |
所在地 | 東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー7F |
ご利用数 | 620アカウント |
同サービスの導入事例
-
ソシオネクスト
SPC Mailエスティー
クライアント型とクラウド型ソリューションの併用で、誤送信防止と脱PPAPを両立
-
東急株式会社
SPC Mailエスティー
東急グループで共同利用するITシェアードサービスにおいて、Office 365と合わせてSPC Mailエスティーによる誤送信対策を提供しています。
-
株式会社イセトー
SPC Mailエスティー
Verseと親和性が高く、セキュリティ強化と生産性向上を実現できるSPC Mailエスティーを採用しました。
-
大阪ガス株式会社
SPC Mailエスティー
グループ内の異なるメールシステムの共通機能として、SPC Mailエスティーを導入
関連サービス
-
SPC Mail エスティー
詳しく見る